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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:080-an-006 |
画家名:ジョヴァンニ・バッティスタ・ ピットーニ |
作品名:ディアナと妖精 Diana e le ninfe |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ディアナと妖精 Diana e le ninfe
サイズ: 147 cm × 195 cm パラッツォ・キエリカーティ市立美術館蔵
作 者:ジョヴァンニ・バッティスタ・ ピットーニ
この絵には、アクタィオンの死のエピソードが描かれています。 アクタィオンは、ギリシャ神話に出てくるケンタウルスに育てられ、狩猟を得意としています。
ある日、狩猟のため、彼が50頭の犬を伴いキタイロン山中に入ると、池の中で、アルテミス神(ディアナ)が裸になって妖精たちと水浴びをしていました。
彼はその水浴する美しい女神の姿を誤って覗いてしまいましたが、その素晴らしい裸体に心惹かれじっと見つめてしまいます。
これに気が付いたアルテミスは、大いに激怒し、アクタィオンを鹿の姿に変えてしまいました。
そして、彼は鹿の姿のまま森の奥へ一旦逃げ、再び池のところに戻り、オリンポスの神々に慈悲を乞いますが受け入れられませんでした。そうこうするうち、鹿に姿を変えられた自分の姿を見た猟犬たちに襲われ、引き裂かれ殺されてしまいます。 犬たちは襲い掛かったのが自分たちのご主人であったことがわかって悲しみましたが、ケンタウルスによりアクタィオン生き写しの像が作られ慰められたそうです。
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