インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:080-am-019
画家名:ジャン=マルク・ナティエ
作品名:ディアナの装いのメゾン・ルージュ婦人 Madame de Maison-Rouge as Diana
画 像:
【絵画解説】 
ディアナの装いのメゾン・ルージュ婦人 Madame de Maison-Rouge as Diana
サイズ: 136 cm × 105 cm  ニューヨークメトロポリタン美術館蔵
作 者:ジャン=マルク・ナティエ

 この絵は、ジャン=マルク・ナティエによって描かれた「ディアナの装いのメゾン・ルージュ婦人」という作品です。

 ディアナ(ルナ)は、ギリシャ神話ではアルテミスと言われ、ゼウスとレトの娘で、狩猟・貞潔の女神です。

 また、双子の兄が太陽神アポロンであることから月の女神でもあります。

 彼女は、狩猟の神であることから、美術の世界では、猟犬とともに、よく弓矢を持った姿で描かれています。

 彼女は、処女性を象徴するとともに、妊婦の守護神でもありますが、反面、次のような恐ろしい面も併せ持っているようです。
・アポロンとともに、ニオベの子供たちを虐殺する。
・彼女の裸の姿を見たアクタイオンを、鹿に変身させ狩って殺してしまう。
・彼女の従者カリストが処女でなくなったことを知って、クマに変え殺してしまう。
・サソリに驚いて海に逃げた恋人のオリオンを、アポロンとの弓矢勝負で誤って殺してしまう。


  
   
 
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