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画家名:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
作品名:ヒュアキントスの死/ Death of Hyacinth
画 像:
【絵画解説】 
ヒュアキントスの死 Death of Hyacinth
サイズ: 287 cm × 232 cm  ティッセン=ボルネミッサ美術館蔵
作 者:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ

 ヒュアキントスは、ギリシャ神話に登場するアポロンに愛された美青年です。
 西風の神ゼピュロスは、ヒュアキントスに好意を寄せていましたが、いつも彼からつれない態度をとられていました。
 彼は、アポロンと恋仲になっていて、ある日、二人は仲睦まじく円盤投げをしていました。これを見たゼピュロスは、嫉妬し、アポロンが円盤を投げると風を操り、円盤をヒュアキントスの頭部に当て、殺してしまいました。
 彼の頭部から、土に流れ出た血液から植物のヒヤシンスが生えてきたそうです。(植物の種類に諸説あり)
 ここに登場する3人は、男同士なのが理解不能です。

 この絵では、赤い布の上に倒れているヒュアキントスに、アポロンが覆いかぶさるよう身を案じている様子が描かれ、宙に浮く赤子のような人物がゼピュロスかと思われます。この絵の西風の神の描写時より時代は遡りますが、なぜか、日本の風神に似ているような気がします。
  
   
 
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