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番 号:080-ad-006
画家名:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
作品名:ダフネを追いかけるアポロン/ Apollo Pursuing Daphne 1755-60
画 像:
【絵画解説】 
ダフネを追いかけるアポロン Apollo Pursuing Daphne 1755-60
サイズ: 68.5 × 87 cm  ワシントンナショナルギャラリー美術館蔵
作 者:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ

 ある日、アポロンは、エロス(キューピッド)に、お前の矢で僕を射って、恋をさせることができるのかと馬鹿にしました。
 そこでエロスは、近くの川で水浴していたダフネを好きになるように金の矢で、アポロンを射り、男を嫌いになる銅の矢をダフネに射りました。
 銅の矢を射られたダフネは、アポロンの妹アルテミスに倣い、純潔を守り、言い寄る男を撥ね付け、森で狩りをするようになります。
 そんな彼女を、アポロンは追いまわしますが、彼女は逃げ回ります。そこで、アポロンがダフネを捕まえられるようエロスが助けてくれるまでの追いかけっこが始まります。
 そして、アポロンが、彼女に追いつく寸前に、彼女が父親に助けてと言うと、彼女の体はみるみるうちに月桂樹の木になってしまいました。
 アポロンは、悲しみましたが、彼女への永遠の愛の証しとして、月桂冠を身につけ、竪琴と矢筒に月桂樹を描き、月桂樹を決して枯れない木としました。

 この絵では、、ダフネがアポロンに見つかり、壺を持つ父親の河の神に、助けを求め、ダフネの足が木の根に変わりつつあり、手から枝や葉が生えて、月桂樹へと変身しており、エロスが左端で成り行きを見守っている様子が描かれています。

  
   
 
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