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画家名:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
作品名:マッシバの解放 Massiva (the nephew of a prince of Numidia) being released after capture
画 像:
【絵画解説】 
マッシバの解放 Massiva (the nephew of a prince of Numidia) being released after capture
サイズ: 279 cm × 487 cm  ウォルターズ美術館蔵
作 者:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ

 スキピオ・アフリカヌスは、ローマとカルタゴが戦った第二次ポエニ戦争の時のローマの将軍で、この時のカルタゴには象でのアルプス越えで有名なハンニバル将軍がいます。

○マッシバの解放 Massiva (the nephew of a prince of Numidia) being released after capture
 マッシバは、東ヌミディア国の王子で、国王マシニッサの甥です。
 東ヌミディア国王マシニッサは、当初カルタゴ側についてローマ軍と戦っていましたが、バエクラの戦いでスキピオの軍に敗れ、イベリア兵や北アフリカ兵が捕虜にされてしまいます。
 しかし、東ヌミディア国が、隣国に併合されヌミディア国とされ帰る場所がなくなっているなどしたため、スキピオは、敵であった王子マッシバを解放し、たくさんの財宝を持たせ国王マシニッサの元へ送り届けてあげました。
 これにより、マシニッサはスキピオへ感謝し、カルタゴ軍を離れローマ側につき、ローマ軍の協力もあり、自分の王国も取り戻しました。

 この絵には、赤い服を着たローマの将軍スキピオが、東ヌミディアの王子マッシバを解放する場面が描かれています。

  
   
 
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