インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-bm-009
画家名:ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
作品名:聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス St Sebastian tended by St Irene, 1649
画 像:
【絵画解説】 
聖イレーネに介抱される聖セバスティアヌス St Sebastian tended by St Irene, 1649 
サイズ: 167 cm × 130 cm  ルーヴル美術館蔵
作 者:ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

 聖セバスティアヌスは、キリスト教迫害で殺害された殉教者です。
 彼は、3
世紀頃のローマ共同皇帝ディオクレティアヌスとマクシミアヌスの親衛隊長でありながら、ローマの神々を否定し、キリスト教に改宗しました。
 彼は、人々をキリスト教に改宗させながら、病気の人を治すなどの奇跡を起こし、遂にはそれがローマの士官などにもおよび、ディオクレティアヌス帝にも知られることとなり、ローマへの裏切りを責め立てられました。
 皇帝は、彼を木に括り付け何本もの弓矢で射り放置しました。その後、彼を埋葬するためにやってきた女性は、彼がまだ生きているのを知り介抱しました。皇帝は彼が生きているのを知り、今度は死ぬまで殴打させ殺してしまいました。
 次に幻影となった彼は、聖イレーネのもとに現れ、自分の遺体を埋葬させました。

 
   
 
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