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番 号:070-az-010
画家名:ユスターシュ・ル・シュール
作品名:コリオラヌスの面前のヴォルムニアとヴィルジニア Volumnia and Verturia Before Coriolanus
画 像:
【絵画解説】 
コリオラヌスの面前のヴォルムニアとヴィルジニア Volumnia and Verturia Before Coriolanus
サイズ: --- cm × --- cm  ------蔵
作 者:ユスターシュ・ル・シュール

 コリオレイナスは、シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」に登場するローマの将軍です。
 彼は、ローマの貧民と軋轢を起こし、彼から貧民を守るため護民官と言う役職が設けられた程でした。
 この護民官とコリオレイナスが対立している最中、ヴォルサイ人がローマに攻め込んできたため、コリオレイナスは副将として出陣し大活躍します。
 しかし凱旋帰国したコリオレイナスは、またも護民官とひと悶着起こし、貧民のみならず一般市民までも侮辱するようなことを行い反逆罪で処分され母、妻、息子を残しローマを追放されます。
 彼は、かつての敵のヴォルサイ軍に身を寄せ、ローマ帝国を徐々に侵略しはじめ、ローマ近くまで軍を進めたため、ローマ市民はパニックに陥ります。
 そこでコリオレイナスの母ヴォルムニアと妻ヴィルジニアと息子をコリオレイナスの元へ送り込み、ローマ存続の嘆願をさせます。
 コリオレイナスは、この嘆願を受け入れを、独断でヴォルサイとローマの和平協定を結んでしまいます。この和平を裏切りと捉えたヴォルサイ軍の将軍は、刺客を放ちコリオレイナスは殺されてしまいます。

 この絵には、ヴォルサイ軍を指揮するコリオレイナスの元に、和平の嘆願に訪れた彼の母、妻、息子が描かれているようです。

 
   
 
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