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番 号:070-az-007
画家名:ユスターシュ・ル・シュール
作品名:使徒ヨハネ、聖母マリア、マグダラのマリアのいるキリストの十字架架刑
Christ on the Cross with the Magdalen, the Virgin Mary and Saint John the Evangelist
画 像:
【絵画解説】 
使徒ヨハネ、聖母マリア、マグダラのマリアのいるキリストの十字架架刑
Christ on the Cross with the Magdalen, the Virgin Mary and Saint John the Evangelist
サイズ: 109 cm × 73 cm  ロンドンナショナルギャラリー蔵
作 者:ユスターシュ・ル・シュール

  キリストの磔刑(たっけい)は、イスカリオテのユダの裏切りを受け、ユダヤ教の指導者たちから、イエスがユダヤ教と相容れない教義を広め、人々を扇動しようとしていた反逆者であると、ローマ帝国へ告訴され、十字架に磔にされるという聖書のエピソードのひとつです。
 ユダヤ総督ピラトの判決により、イエスは、服を引き裂かれ、胆汁を混ぜたワインを勧められ、荊冠(イバラでつくった冠)を被せられ、十字架を背負い、これをゴルゴタの丘に運びました。十字架のイエスに対し、ローマ兵がナザレのイエス、ユダヤの王と声をかけ、亡くなるまで6時間ほどかかり、その間に超常現象が幾つか起きたとのことです。最後にイエスの死を確かめるために、ロンギヌスの槍を脇腹に突き刺したそうです。
 デュスマスとゲスタスと呼ばれる泥棒二人も一緒に磔刑にされ、彼ら2人は、この世で本当に悪いことをしてしまったようですが、イエスの言葉により、一緒に天国へ行けたようです。
 キリスト教では、メシアであるイエスが全人類を救うために、人々の罪を背負い身代わりとなって磔になったとされています。

 
   
 
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