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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-az-001 |
画家名:ユスターシュ・ル・シュール |
作品名:タマルの強姦 Rape of Tamar, c. 1640 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
タマルの強姦 Rape of Tamar, c. 1640
サイズ: 189 cm × 161 cm ニューヨークメトロポリタン美術館蔵
作 者:ユスターシュ・ル・シュール
タマルは、サミュエル記に登場するダヴィデ王の娘で、異母兄のアムノンに強姦されてしまいます。 アムノンは、日ごとに異母妹タマルへ思いが強くなり、狡猾な従弟の謀略に従い、病気になったふりをしてタマルに食事の世話を頼むのと同時に、肉体関係を要求しました。タマルは、思いとどまるよう説得し、父に結婚の許しを得てくれるよう言いましたが強姦されてしまいます。
アムノンは、この後すぐにタマルを嫌いになり家に帰し、タマルの直接の兄アブサロンは、服を引き裂かれ悲しみで打ちひしがれたタマルを癒してあげました。 この話をダヴィデ王も聞きましたが、長男でお気に入りであったため罰も何もしませんでした。
しかし、この2年後、アブサロンが妹の恨みを晴らすべくアムノンを殺害しました。
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