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番 号:070-ak-012
画家名:ニコラ・プッサン
作品名:ヘリオスとパエトン、サトゥルヌスと四季
Helios and Phaeton with Saturn and the Four Seasons. 1635  
画 像:
【絵画解説】 
ヘリオスとパエト-ン、サトゥルヌスと四季
Helios and Phaeton with Saturn and the Four Seasons. 1635  
サイズ: 122 cm × 153 cm  ベルリン美術館蔵
作 者:ニコラ・プッサン

 太陽神ヘリオス(アポロン)は、ギリシャ・ローマ神話に登場し、毎日東の空から4頭並列の馬に牽かれた戦車クワドリガで大空を駆け抜けていきます。
 ヘリオス神殿では、ヘリオスと彼の僕で時の神クロノスと同一視されることもあるサトゥルヌスが、日、月、年、四季を動かしています。
 パエトーンは、ヘリオス(アポロン)の息子で、輝く者、あるいはイオス(Eos)の息子という意味があるそうです。
 ある日、パエトーンは、遊び仲間に太陽神の息子であることを疑われたため、確証を求めて父親を訪ねました。
 太陽神は、パエトーンの言うことは何でも聞いてあげようと言ってくれたので、彼は父親の太陽の戦車を1日運転させてくれるように頼みました。
 しかし、運転が下手で、太陽の戦車が、地表近くを飛んだため地上は、燃えるような暑さで、あちこちに大災害が起きてしまいました。
 ゼウスは、これを見て、地球の危機を救うため、雷をもって、太陽の戦車を撃ち落とし、パエトーンを殺してしまいました。

 この絵には、パエトーンが父親のヘリオスに、太陽の戦車を運転させて欲しいと頼み込んでいる様子が描かれているようです。

 
   
 
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