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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-ak-009 |
画家名:ニコラ・プッサン |
作品名:アルカディアにいた Et in Arcadia ego 1630s |
画 像: |
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【絵画解説】 |
アルカディアにいた Et in Arcadia ego 1630s
サイズ: 87 cm × 120 cm ルーヴル美術館蔵
作 者:ニコラ・プッサン
アルカディアは、理想郷、牧歌的な田園、ユートピアのことで、パストラルの考えを発展させた考えです。 牧歌的・田園的生活(パストラル)は、美術だけでなく、文学や音楽でも扱われている都市生活者による理想的な生活という主題で、多くの芸術家によって取り組まれました。
これは、自然と調和し、広大な地域を季節ごとに、牧草と水を求めて、家畜の群れを追って生活する羊飼いの生活を指します。
この絵は、アルカディアの春の朝に、羊飼いがお墓にやってきた場面を描いています。
お墓を置くことにより、このような理想的な環境でもメメント・モリ(Memento mori):自分もいつかは死ぬことを覚えておけ」との警告と解釈する見方があります。
また逆に、このお墓に「私もまた理想郷の人であった」と記銘されていて、ここアルカディアで地上の楽園を楽しみなさいとする見方もあります。
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