インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-af-013
画家名:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
作品名:聖マタイの召命 The Calling of Saint Matthew 1599–1600
画 像:
【絵画解説】 
聖マタイの召命 The Calling of Saint Matthew 1599–1600   
サイズ: 322 cm × 340 cm  サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会蔵
作 者:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

 使徒マタイは、12使徒のひとりで、ローマの徴税官吏として、ヘブライ人から税金を集めていましたが、イエスの召命により教団に加わりました。
(マタイの召命)
 召命の後、マタイがイエスを宴に誘うと、これを見た役人から、犯罪者と徴税官吏が一緒に食事をしていると批判されましたが、イエスは「正しい人の所でなく、罪を懺悔したい人の所に来ている」と答えたそうです。
(マタイの殉教)
 エチオピア王の姪の修道女が、マタイから叱られたため、王に処罰を願いでたそうです。
 そして、彼は、祭壇の前で、ミサをしている時に、王が送り込んだ兵士により剣で刺され殉教したそうです。
(マタイの霊感)
 マタイの福音書は、作者不詳ですが、中の文章に「マタイによれば」との記載があり、記載の出来事の目撃者などもなく、天使により告げられた神の啓示を書き写していたと言われています。

 この絵では、マタイの召命の場面で、使徒ペテロ?を連れだって、右手を挙げている右端のイエスが、左端でうつむいてテーブルに座り、コインを勘定しているマタイを見ている様子が描かれています。
 
   
 
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