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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-af-012 |
画家名:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ |
作品名:聖ペテロの十字架架刑 The Crucifixion of Saint Peter, 1601 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
聖ペテロの十字架架刑 The Crucifixion of Saint Peter, 1601
サイズ: 230 cm × 175 cm サンタマリアデルポポロ教会蔵
作 者:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
聖ペテロは、弟アンデレと漁をしていて、イエスに出会い、弟子となり、使徒の中の使徒と呼ばれ、リーダー的存在でした。彼は、ゲッセマネの祈り、キリストの変容などの重要な場面に、大ヤコブとヨハネと共に3人で立ち合うなどしています。 ペテロは、ユダの裏切りによって、イエスが逮捕された時には、お前も教団の仲間かと問われ、「あなたの言うことは分からない、そんな人は知らない」と言って、イエスの仲間であることを否定しました。(ペテロの否認)これを裏切りととるかは、諸説ありますが、イエスは最後の晩餐の時に、このような事態を容認していました。 また、ローマでの布教活動の迫害を逃れ、脱出しようとアッピア街道を歩いていた際は、反対側からローマに向かおうと歩いてきたイエスの幻影に出会い、「どこに行くのか」と問われ、殉教を覚悟しローマに戻ります。
そこで、皇帝ネロにより、捕らえられ、投獄され、鎖に繋がれて、十字架への逆さ磔刑に処され亡くなってしまいます。(この逆さ磔刑は、イエス程の価値は自分に無いとの理由で、自分から申し出たとも言われます。)
彼は、イエスから天国のカギというものを受け取っていたそうなので、彼を初代ローマ教皇と見做す見解もあります。
この絵には、十字架への逆さ磔刑に処されようとする聖ペテロの姿が描かれています。
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