インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。
番 号:070-ad-013
画家名:ディエゴ・ベラスケス
作品名:鏡の前のヴィーナス/ Rokeby Venus
画 像:
【絵画解説】 
 鏡の前のヴィーナス Rokeby Venus
サイズ:122 × 177 cm ロンドンナショナルギャラリー蔵
作 者:ディエゴ・ベラスケス

 この絵は、スペイン黄金時代の先進的画家ベラスケスが、イタリア訪問中に描いたとされ、美の女神ヴィーナスがなまめかしいポーズでベッドに横たわり、愛の神キューピッドが持つ鏡を見つめている様子を描いています。
 裸のヴィーナスは、イタリアルネサンス期に描かれ先例がいくつかありますが、横たわり鏡を通して絵の鑑賞者を見つめるポーズを描いたのはベラスケスがはじめてだそうです。
 ベラスケスが描いた女性のヌードで、現在まで残っているのはこの絵だけと言われます。
 この絵は1813年までスペインの貴族の家に飾られていましたが、ヨークシャーのロクビー公園(Rokeby Park,)に掛けるためイギリスに運ばれました。このためこの絵は、ロクビーのヴィーナスとも呼ばれています。
 その後、ロンドンナショナルギャラリーに渡り展示されていました。しかしある人物によって致命的な傷をつけられましたが、現在は修復され展示されているそうです。
   
 
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved
inserted by FC2 system