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番 号:070-ad-012
画家名:ディエゴ・ベラスケス
作品名:青いドレスのマルガリータ・テレサ嬢 Infanta Margarita Teresa in a Blue Dress  
画 像:
【絵画解説】 
青いドレスのマルガリータ・テレサ嬢 Infanta Margarita Teresa in a Blue Dress  
サイズ: 127 cm × 107 cm  ウィーン美術史博物館蔵
作 者:ディエゴ・ベラスケス

 マルガリータ・テレサは、スペイン国王フェリッペ4世の娘で、結婚により神聖ローマ皇后、ドイツ女王、オーストリア大公妃、ハンガリー・ボヘミア女王となりました。
 父親のフェリッペ4世と母親のマリアナ・デ・オーストリアは、30歳も年が離れており、叔姪婚(しゅくてつこん:叔父・姪の結婚)でした。
 マルガリータ・テレサ自身も叔父の神聖ローマ皇帝レオポルト1世と結婚しますが、近親婚のせいか幾度とない妊娠もしますが21歳でこの世を去ったとのことです。
 彼女が死んだ翌年、夫はのクラウディア・フェリーツィタス大公女と再婚しました。
 異母姉にフランスのマリア・テレサがいますが、マリアとマルガリータが嫁いだフランスとオーストリアがスペイン国王継承権を巡って戦争が起き、結果はブルボン朝の分家として、従弟のフェリッペ5世が王位につきます。

 この絵は、レオポルト1世にお見合い用の写真代わりに贈られた絵のようです。

 
   
 
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