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| 番 号：070-ad-005 | ||||||
| 画家名：ディエゴ・ベラスケス | ||||||
| 作品名：聖トーマスの誘惑 Temptation of St. Thomas | ||||||
| 画 像： | ||||||
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| 【絵画解説】 | ||||||
| 聖トーマスの誘惑 Temptation of St. Thomas サイズ： 244 cm × 203 cm オリウェラ大聖堂蔵 作 者：ディエゴ・ベラスケス この絵は、 トマス・アキナスを描いたもので、彼は、1200年頃のシチリア出身のイタリア人キリスト教神学者です。 彼は、「神学大全」を著し、キリスト教を体系的にまとめあげ、キリスト教神学を確立し、その思想は、後の近代哲学の命題である「存在論」や、近代法における自然法、人定法、国際法、政治体制である立憲君主制などに影響を与えたと言われます。 この絵には、彼の人生のエピソードのひとつが紹介されており、若かりし頃、未熟な彼が、ドアの外に逃げようとする売春婦の誘惑を拒絶したという場面が描かれているようです。 誘惑を断ち切り倒れこむ彼を、一人の天使が抱え、もう一人の天使がリボン（慈愛を意味する）をかけようとしています。 ※ この絵は、1920年ごろまでは、別人（ニコラス・デ・ヴィラシス） の作品と考えられていました。 |
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