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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-ac-047 |
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス |
作品名:ヘーロとレアンドロス Hero and Leander |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヘーロとレアンドロス Hero and Leander
サイズ: 128 cm × 217 cm アルテ・マイスター絵画館蔵
作 者:ピーテル・パウル・ルーベンス
ヘーロとレアンドロスは、ギリシャ神話に登場し、現在のトルコのエーゲ海と黒海を結ぶダーダネルス海峡を挟んでヨーロッパ側のヴィーナス神殿の塔に住む女官ヘーロと、アジア側に住むレアンドロスの恋の物語です
二人は、お互いに好きになり、レアンドロスは、毎晩、ヘーロが塔の上で燃やす松明を目印に、海峡を泳いでヘーロに会いに行ってました。 ヴィーナス神殿の女官であるヘーロにとって、貞節は守らなくてはならないことでしたが、レアンドロスの優しい言葉に折れ愛し合ってしまいました。 彼らの逢引きは暖かい夏の間続けられましたが、ある寒い冬の日、嵐となり、レアンドロスが泳いでいた海に高い波が押し寄せ、彼を飲み込み溺れてしまいました。 海岸に打ち上げられた彼の死体を見つけたヘーロは、悲しみ、ヴィーナス神殿の塔から飛び降り、彼を追って自殺しました。
この絵には、上方に丸い松明のの光、手前の荒れ狂う波に浮かぶレアンドロス、そしてそれを取り囲むように海の妖精たち、右の海岸にヘーロが描かれていると思われます。
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