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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-ac-030 |
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス |
作品名:キリスト昇架/ The Elevation of the Cross |
画 像: |
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【絵画解説】 |
キリスト昇架 The Elevation of the Cross サイズ:462 x 341 cm アントワープ聖母大聖堂蔵 作 者:ルーベンス・ピーテル・パウル
この絵は、3連の絵画(アルタピース)で構成されています。 大勢のりっぱな筋肉の男達が十字架を建てようとしていますが、十字架に張り付けられているキリストの重さは耐えがたいようです。この絵の中の動き、空間、そして時間は、やや上方に位置するキリストを中心として描かれています。 ルーベンスがイタリア留学から帰国した後に描いた絵なので、ミケランジェロやティントレット、カラバッジオの影響を大きく受けています。もがき戦うがっしりとした男達は、ミケランジェロの影響を受けており、またキリストが、対角線上に描かれ、降ろそうとする人と上げようとする人が対照的なのはカラバッジオの「埋葬」の影響を受けているそうです。 この「キリスト昇架」というテーマは、この絵以前にはほとんど描かれたことはなかったそうです。
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