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番 号:070-ac-022
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス
作品名:呪われし者の落下 The Fall of the Damned. 1620 
画 像:
【絵画解説】 
呪われし者の落下 The Fall of the Damned. 1620 
サイズ: 286 cm × 224 cm  ミュンヘン・アルテ・ピナコテーク蔵
作 者:ピーテル・パウル・ルーベンス

 この絵は、呪われし者の落下又は反逆天使の墜落という題名です。

 堕天使とは、神に反逆し、天界から追放された天使、若しくは自ら天界から離反した天使を言い、地上に落とされた者と、更に下の地獄に落とされた者がいます。
 罪を犯した天使は、主が許さない場合、地獄に落とされ、最後の審判の時まで留め置かれます。
 サタン(ルシファー)やデーモン、エグリゴリ(人間の妻をめとり、武器や化粧の知識を伝え腐敗させた天使たち)などもいますが、フィクション文学のものがほとんどであるそうです。
 エデンの園で、イヴをそそのかした蛇もデビルやサタンと言われ、全世界への詐欺師として、地上に落とされました。
 サタン(ルシファー)は、元々、暗闇の世界から、光明をさす明けの明星(モーニングスター)として高位の天使でしたが、その役割を終え、主から別の役割を与えられたのでしょうか。
 ヨハネの黙示録の天国の戦争では、悪魔の軍団の首領サタンは、神の軍団を率いた大天使ミカエルに、地獄へ落とされてしまいます。

 
   
 
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