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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-ac-021 |
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス |
作品名:ヘロデ王の饗宴 The feast of Herodes |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヘロデ王の饗宴 The feast of Herodes
サイズ: 208 cm × 264 cm スコットランドナショナルギャラリー蔵
作 者:ピーテル・パウル・ルーベンス
ヘロデ王の饗宴は、「サロメ」での1場面を表しています。
サロメは、ユダヤの王族の娘で、母親がヘロディアのため「ヘロディアの娘」と言われる方が一般的です。 物語の始まりは、ヘロデ王は、異母兄弟の離婚した妻ヘロディアを、妻としてめとったことでした。 巷で、「兄弟の妻を、自分の妻にすることは良くないことだ」と洗礼者ヨハネが言っているとヘロデ王は聞きつけましたが、彼が聖人で民衆から敬愛されていたため殺さず、投獄しました。 ヘロディアは、それを歯がゆく思いヨハネを何とか殺そうと考えていました。 そんな折、ヘロデ王は、多くの高官や将兵を招いて自分の誕生会を催しました。その祝宴にサロメが入ってきて、素晴らしい踊りを披露し、王をはじめとする列席者を感動させました。 王は、踊りを見て感激し、サロメに「好きなものを求めよ、望むなら国の半分でも良い」と言ったそうです。 すると、サロメは、母親のヘロディアの所に相談に行き、母親が「ヨハネの首だ」と言ったため、サロメは、王の所に戻り「洗礼者ヨハネの首」と言ったそうです。 王は、躊躇しましたが、居並ぶ部下たちの前で約束した手前、拒否することができず、衛兵に牢獄で洗礼者ヨハネを斬首させました。
お盆に乗せられてきたその首は、王からサロメへ、サロメから母親ヘロディアへ渡されたそうです。
※ここに載せたものは伝承であって、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」とは違っています。
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