インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-ac-020
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス
作品名:聖母マリアの)無原罪懐胎 The Virgin of the Immaculate Conception, 1626-1628   
画 像:
【絵画解説】 
聖母マリアの)無原罪懐胎 The Virgin of the Immaculate Conception, 1626-1628   
サイズ: 198 cm × 137 cm  プラド美術館蔵
作 者:ピーテル・パウル・ルーベンス

 無原罪の御宿りとは、聖母マリアが母親のアンナから生まれるときに、人類の誰もが背負っている原罪(人類の先祖アダムとイブが楽園から追放された罪)の穢れを免れて産まれてきたということを言います。(イエスの降誕とは違います。)
 マリアは、母アンナと父ヨアキムのもとに、処女懐胎でなく、普通に生まれますが、その魂は、天から遣わされ、絵画表現では、マリアの姿をした魂が、天使たちに祝福されながら、月に乗って、地上のアンナのお腹に降りてくる様子を描いているのが一般的なようです。

 この絵には、星の冠を被り赤い胴着に青いローブを着て、罪のリンゴを持つ蛇を踏みつけ天から降りてくる聖母マリアが描かれています。付き添いの二人の天使は、それぞれヤシの葉と月桂冠を持っています。

 
   
 
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