|
【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。 |
|
番 号:070-ac-009 |
画家名:ピーテル・パウル・ルーベンス |
作品名:狩りから帰還するディアナ Diana Returning from Hunt, 1615 |
画 像: |
|
【絵画解説】 |
狩りから帰還するディアナ Diana Returning from Hunt, 1615
サイズ: 136 cm × 184 cm アルテ・マイスター絵画館蔵
作 者:ピーテル・パウル・ルーベンス
ディアナは、ギリシャ神話ではアルテミスと言われ、ゼウスとレートーの娘で、狩猟・貞潔の女神ですが、双子の兄がアポロンであることから月の女神でもあります。 彼女は、処女性を象徴するとともに、妊婦の守護神でもありますが、反面、アポロンとともにニオベの子供たちを虐殺したり、彼女の裸の姿を見たアクタイオンを鹿に変身させ狩ってしまったり、彼女の従者カリストが処女でなくなったことを知ってクマに変え殺してしまったり、サソリに驚いて海に逃げた恋人のオリオンをアポロンとの弓矢勝負で誤って殺してしまったりと恐ろしい面も併せ持っているようです。
彼女は、狩猟の神であることから、美術の世界では、猟犬とともに、よく弓矢を持った姿で描かれています。
この絵の中の動きが強調された人物は、ルーベンスが描きましたが、果物や動物はフランス・スナイデルによって描かれたと言われています。
|
|
|
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved |