インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:070-aa-001
画家名:ヨハネス・フェルメール
作品名:牛乳を注ぐ女/ The Milkmaid
画 像:
【絵画解説】 
牛乳を注ぐ女 The Milkmaid
アムステルダム国立美術館蔵
作 者:フェルメール

 この牛乳を注ぐ女は、使用人ですが、優雅さと気品を持って描かれています。
 質素を美徳とした時代の模範として、メイドの毎日の仕事をきちんとこなす彼女を取り上げているそうです。彼女の中には、力強く、単純で、直情なオランダ人の気質のようなものが見受けられます。
 絵のスタイルは、大胆であって、勢いがあり、色が力強く、粗っぽいようです。彼女は、ミルクを注ぐことに集中し白い液体の流れは本当のミルクのように見えます。窓からの光が、ミルクの流れに加わり、そしてテーブルから垂れる青い布へ続いています。
 この絵の中に対になっているものがあり、それは、女性の顔と帽子、肩・胸とエプロン、彼女が注ぐ水差しとボール、籠とパン、壁の籠と真鋳製品だそうです。
 水差し、ボール、ピッチャーとパンは、盛り上げ画法を使い、女性の背中とドレスの輪郭は、薄い白い線で強調されていて、これにより背景と彼女を切り離して、彼女の濃い青色と黄色の衣服を強調しています。
 
   
 
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