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番 号:060-ai-010
画家名:ヨアヒム・ウテワール
作品名:パリスの審判 Judgment of Paris, 1605
画 像:
【絵画解説】 
パリスの審判 Judgment of Paris, 1605
サイズ: --- cm × --- cm  ------蔵
作 者:ヨアヒム・ウテワール

 パリスは、3人の女神の中で誰が一番美しいかの判断を行うパリスの審判のエピソードで、ギリシャ神話に登場し、これが原因となりトロイ戦争が起こります。

 事の発端は、ペレウスとテティスの結婚の宴席に、最も美しい女神へと書かれた黄金のリンゴが投げ込まれたことで、その場にいたヘラ、アテナ、アフロディーテの3人の女神がそのリンゴを求めて争いを始めました。

 ゼウスは、仲裁の為、最も美しい女神の判断を羊飼いをしていたトロイの王子パリスに任せました。

 それぞれ女神は、パリスに、ヘラは「アジアの王」、アテナは「戦いの勝利」、アフロディーテは「最高の美女」を申し出て買収しようとしました。

 結局、パリスは、アフロディーテを最も美しい女神とし、当時、絶世の美女と言われたスパルタ王メネラオスの妻ヘレネを奪い、トロイに拉致し、自分のものにしました。

 連れ去られたスパルタ王妃奪還のためギリシャとトロイは戦争になり、ヘラ、アテナ、ポセイドンの神々がギリシャ側に、アポロン、アルテミス、アレス、アフロディーテの神々がトロイア側に味方し、最後にギリシャが勝利しました。


 
   
 
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