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番 号:060-ai-003
画家名:ヨアヒム・ウテワール
作品名:ペレウスとテティスの結婚 The Wedding of Peleus and Thetis, 1612
画 像:
【絵画解説】 
ペレウスとテティスの結婚 The Wedding of Peleus and Thetis, 1612
サイズ: 109 cm × 166 cm  ------蔵
作 者:ヨアヒム・ウテワール

 パリスの審判は、3人の女神の中で、誰が一番美しいかの判断を行うパリスのエピソードでギリシャ神話に登場し、これが原因となりトロイ戦争が起こります。
 事の発端は、ペレウスとテティスの結婚の宴席に、最も美しい女神へと書かれた黄金のリンゴが投げ込まれたことで、その場にいたヘラ、アテナ、ヴィーナスの3人の女神がそのリンゴを求めて争いを始めます。
 ゼウスは、仲裁の為、最も美しい女神の判断を羊飼いをしていたトロイの王子パリスに任せました。
 3人の女神は、ヘラは「アジアの王」、アテナは「戦いの勝利」、ヴィーナスは「最高の美女」をパリスに申し出、買収しようとしました。
 結局、パリスは、ヴィーナスの申し出を受け、ヴィーナスを最も美しい女神とし、当時、絶世の美女と言われたスパルタ王の妻ヘレネを奪い、トロイに拉致し、自分のものにしました。
 連れ去られたスパルタ王妃奪還のため、ギリシャとトロイは、戦争になり、ヘラ、アテナ、ポセイドンの神々がギリシア側に、アポロン、アルテミス、アレス、ヴィーナスの神々がトロイア側に味方し、最後にギリシャが勝利しました。

 この絵には、ペレウスとテティスの結婚での神々の饗宴が描かれています。

 
   
 
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