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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:060-ag-009 |
画家名:バルトロメウス・スプランヘル |
作品名:ヘルマプロディトスとサルマキス |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヘルマプロディトスとサルマキス
サイズ: 110 cm × 81 cm ウィーン美術史博物館蔵
作 者:バルトロメウス・スプランヘル
ヘルマプロディトスは、ヘルメスとアフロディーテの息子で、その名は両親の名をくっつけたもので、驚くほどの美男子でした。
彼は、イダ山の洞窟で水の妖精に育てられていましたが、15歳の時、旅に出ました。その旅の途中、カーリアの森の池で妖精サルマキスに出会いました。
妖精サルマキスはヘルマプロディトスを誘惑しようとしましたが、拒絶されました。その後、サルマキスが見えなくなったので、彼は服を脱いで水浴びを始めました。 すると木陰に隠れていたサルマキスが飛び出してきてキスをしながら彼の体にまとわりつきました。そして彼女は、彼と永遠に合体していたいと神に叫び、神も祈りに答えて、二人の体を一つにし両性具有者にしてしまいました。
彼は、この池に入った者たちは、自分達と同じようになれと両親であるヘルメスとアフロディーテに祈り、聞き入れられたそうです。
この絵には、ヘルマプロディトスが自分の池で水浴びしている様子を、木陰から見つめているサルマキスの姿が描かれています。
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