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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:060-ag-008 |
画家名:バルトロメウス・スプランヘル |
作品名:マーキュリーに警告されるヴィーナスとマルス Venus and Mars warned by Mercury |
画 像: |
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【絵画解説】 |
マーキュリーに警告されるヴィーナスとマルス Venus and Mars warned by Mercury
サイズ: 108 cm × 80 cm ウィーン美術史博物館蔵
作 者:バルトロメウス・スプランヘル
大地の女神ガイアが、自分の産んだ一つ目のキュクロプス族と、百の手と五十の頭のカトンケイル族を天空の神ウラノスが冥界に閉じ込めたことに対し怒りました。 復讐のためガイアは、息子のクロノスを寝室に待機させ、ウラノスがベッドに来た時、アダマスという鎌でウラノスの男根を刈り取らせました。クロノスが、男根を大海原に投げ込むと、そこから白い泡をたてて愛と美の女神ヴィーナスが誕生しました。 ヴィーナスには、息子にクピドがおり、侍女としてアグライア(典雅・優美)、エウプロシュネ(歓喜・祝祭)、タレイア(開花・繁栄・花盛り)三美神がいます。 彼女には、ウルカヌス(鍛冶の神)という夫がありますが、マルス(アレス)などと不倫し、トロイの武将アイネイアースをもうけます。
この絵には、ヴィーナスとマルスの不倫現場を見つけたマーキュリー(ヘルメス)が、注意している様子が描かれています。下の方には、ヴィーナスの息子クピドがいて、床には戦闘神マルスの武具が置かれています。
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