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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:060-ae-006 |
画家名:アブラハム・ブルーマールト |
作品名:ヴィーナスとアドニス Venus and Adonis, 1632 |
画 像: |
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【絵画解説】 |
ヴィーナスとアドニス Venus and Adonis, 1632
サイズ: 134 cm × 191 cm デンマークナショナルギャラリー蔵
作 者:アブラハム・ブルーマールト
アドニスは、ギリシャ神話に登場する愛と美の女神ヴィーナスに愛された美少年です。 彼の母親のミューラーは、女神ヴィーナスより美しいと言われたため、これに怒ったヴィーナスが彼女を父親しか愛せないようにし、変装した彼女は父親と近親相姦してしまい、これに怒った父親の所から逃げました。 これを哀れに思った神々は、彼女をミルラの木に変えると、9か月後、その木から、アドニスが産まれました。 この赤ん坊を見たヴィーナスは、とても気に入り(クピドヴィーナスに矢を放ったとの説もあり)、信頼していた冥府の女王のペルセポネに預けました。 ペルセポネもアドニスを見ると、やはり恋に落ちてしまい、成長したアドニスを取りに来たヴィーナスの返還要求を拒絶しました。 ゼウスの審判の結果、アドニスは、1年の3分の1をヴィーナスの所、3分の1をペルセポネの所、残り3分の1は自分で選ぶことができたため、ヴィーナスの所で過ごすことになりました。
アドニスが1年の3分の2をヴィーナスの所で過ごすことになったため、これに腹を立てたペルセポネが、ヴィーナスの夫アレスに、二人の関係を告げ口しました。
アレスは、イノシシに化け、狩りをしていたアドニスにぶつかり殺し、流れ出た血がアネモネになったとか、アドニス小川になったとかの説があります。(アルテミス犯人説もあります。)
この絵には、狩猟用の槍を持って座っているアドニスに、もたれ掛かるヴィーナスとクピドが描かれています。、遠くに小さく横たわって描かれているのは、ペルセポネでしょうか。
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