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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:040-ae-006 |
画家名:ロレンツォ・ロト |
作品名:勤勉と堕落の寓意 Allegory of Virtue and Vice |
画 像: |
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【絵画解説】 |
勤勉と堕落の寓意 Allegory of Virtue and Vice
サイズ: 65 cm × 42 cm ワシントンナショナルギャラリー蔵
作 者:ロレンツォ・ロト
この絵は、ベルナルド デ ' ロッシ司教の肖像画の保護カバーにされていたようです。
真ん中の木は、右側が途中で折れて枯れ、左側に途中から木の枝が上へ張り出し青々としています。この木の枝に掛かっているのはベルナルド デ ' ロッシ司教の衣服の腕の部分とのことです。
木の左側の下に掛かっている紋章は、リベラル・アーツの印で、プット(裸の幼児の天使)が、そのもとに落ちているコンパス、定規などを集めています。
木の右側は、全体的に暗く、シレノス(サテュロス)が酒壺を倒し酔っ払っており、奥の海では船が沈みかけています。
絵の右側のようにならず、左側のようになれという教訓めいた暗示がなされています。
※リベラル・アーツとは、中世ヨーロッパの大学で起こったギリシャ・ローマ由来の文法学、修辞学、論理学、数学、幾何学、天文学、音楽などの芸術・学問のこと。
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