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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:040-ac-010 |
画家名:ラファエロ・サンツィオ |
作品名:カルバリへの路上で転ぶキリスト/Christ Falling on the Way to Calvary |
画 像: |
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【絵画解説】 |
カルバリへの路上で転ぶキリスト Christ Falling on the Way to Calvary サイズ:318 × 229 cm プラド美術館蔵 作 者:ラファエロ
この絵は、「シチリアの苦悶」とも呼ばれ、イタリアのパレルモにあるサンタ・マリア・デッロ・スパジモ教会を飾るために制作され、部分的にラファエロの弟子達が描きました。 この教会は、聖母がキリストの受難を目にして、深い悲しみと苦悶を抱いており、それを鎮めるため建設されました。 この絵の本当の主題は、右側から両手を差し出す聖母と十字架を担ぎ転んでしまったキリストが互いに見つめあう姿であると言われます。 また、この絵には奇跡的なエピソードがあり、船で絵をシチリアに輸送していた時に、船が沈んでしまったのでこの絵も一緒に沈んでしまったと思われましたが、なんとこの絵はその後ジェノバ港に漂着したと言われます。これはこの絵が板に描かれていたこともその理由のひとつだと思います。 その後、この絵は1622年にスペインのフェリッペ4世に売却され、それを1813年にナポレオンがパリに持ち帰り、板からキャンバスに移しかえられ、1822年にスペインに戻されました。
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