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【インターネット美術館・世界の名画】
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番 号:040-ac-004 |
画家名:ラファエロ・サンツィオ |
作品名:聖ゲオルギウスとドラゴン |
画 像: |
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【絵画解説】 |
聖ゲオルギウスとドラゴン Saint George and the Dragon ワシントンDCナショナルギャラリー蔵 作 者:ラファエロ
聖ゲオルギウスとドラゴンは、伝説に登場するドラゴンと戦う馬上の武装した若者を描いています。 カッパドキア付近に住むドラゴンは、人に毒気は振りまいたり、人を襲ったりしていました。困った住民は、相談し毎日2匹ずつ羊の生け贄を差し出すことにしてドラゴンを鎮めました。 その後住民は、すべての羊を捧げてしまったため、代わりに人間の生け贄としてお姫様を差し出すことになりました。そこに聖ゲオルギウスが現れて、ドラゴンをやっつけて生け贄にされそうになっていたお姫様を救出し、土地の人をキリスト教に改宗させたというお話だそうです。 この絵は、並外れた武術の戦いを描いたレオナルド・ダビンチの「アンギアリの戦い」やフランドルの画家ヒエロニムス・ボッシュの絵の影響を受けているそうです。 この絵は以前、1772年にディドロの仲介でロシアのエカチェリーナ2世によって購入され、ピエール・クロザ・コレクションの目玉となっていました。そして150年間、この絵はエルミタージュ美術館に飾られていましたが、ロシア皇帝のコレクションの中で最も人気のあるもののひとつだったそうです。
その後ロシア革命を経て1931年3月に、ボルシェビキは、絵をアンドリュー・ウイリアム・メロンに販売し、彼がそれをワシントンDCナショナルギャラリーに寄贈しました。
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