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番 号:040-ab-001
画家名:ミケランジェロ・ブオナローティ
作品名:最後の審判/ The Last Judgement 1534–41
画 像:
 
【絵画解説】 
最後の審判 The Last Judgement 1534–41
サイズ:1370 cm × 1200 cm  システィーナ礼拝堂、バチカン
作 者:ミケランジェロ・ブオナローティ

 この絵は、システィーナ礼拝堂の祭壇の壁に描かれ、世界の終りの日にキリストが再臨し、人々の生前の行いを審判され、神により魂が引き上げられる者、落ちていく者の様子が描かれています。
 中央上部のキリストの周りには高位の聖者であるアレキサンドリアの聖カタリナ、ペテロ、ラウレンティウス、バルマトイ、パウロ、セバスティアヌス、洗礼者ヨハネなどが描かれています。 絵の左側に天国へ昇っていく人々、右側に地獄に落ちていく人々が配置され、背景の青い空が前面の人物を浮き上がらせ全体としての統一感を出しています。
 この絵以前の「最後の審判」の絵は、それぞれの人物に見合った洋服を着ていましたが、ミケランジェロは、最後の審判の日は、社会的地位など関係なくなると人物を裸にしたようです。
 元々は、キリストの復活をテーマに依頼されましたが、教皇の交代により現テーマとなったようです。
 
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