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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-bp-007 |
主題名:レオニダス Leonidas |
【主題解説】 |
レオニダスは、紀元前5世紀頃の都市国家スパルタの戦闘王で、ヘラクレスの子孫と言われています。
当時、第2次ペルシア戦争が起き、強大なペルシャ軍がギリシアに侵攻し始め、これを迎え撃つためギリシア連合軍が組織されました。
○テルモピュレの戦い
レオニダスは、この戦争についてデルフォイの神託を聞いたところ「ペルシャ兵に市民が虐殺されるか、王の死を国民が嘆き悲しむかのどちらかだ・・・・・」という答えがあり、300のスパルタ兵とともに参戦を決めました。
テルモピュレへ行軍していく中で他都市の兵も加わり、彼はいつの間にか7000のギリシャ兵を率いていました。
テルモピュレ峡谷街道には、この道を通過しようとクセルクセス1世率いる200万(実際は30万位)のペルシャ兵が集結し、到着したギリシャ軍と両軍相まみえ戦いが始まりました。
ペルシア軍は、ギリシャ軍の攻略に手こずり、膠着状態の中、山を迂回して背後からの攻撃を仕掛けようとしますが、これを察知したギリシャ軍はその場にスパルタ兵300を残し、後方の守備にまわります。
こうして主戦場が峡谷から広場に移り、ギリシャ勢が劣勢になりレオニダスは倒れますが、少数のスパルタ兵の勇猛果敢さにペルシャ兵は畏敬し弓矢や槍などの攻撃に変更したため戦況はペルシャ軍に一挙に傾きギリシャ軍は敗退します。
クセルクセス1世の命により、レオニダスの遺骸からは首がはねられ、晒し首にされたそうです。
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