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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-bl-001 |
主題名:善きサマリア人の譬え Parable of the Good Samaritan |
【主題解説】 |
この譬えは、ルカの福音書の中での、ユダヤの律法学者の「隣人とは、何ぞや」という問いに、イエスが答えたものです。
ある人が、エルサレムからエリコの町へ行く途中、強盗に襲われ、金品を取られ、服を剥ぎ取られ、半死半生のまま、道端に放置させられていました。
そこを通り掛かったユダヤの祭司は、素知らぬふりをし道の反対側を通り、次に通り掛かったレビ族の人も見て見ぬふりをして、通り過ぎてゆきました。
しかし、ユダヤ人から蔑まれていたサマリアの人がやってくると、怪我して倒れている人を見て哀れに思って、自分の家畜に乗せ、宿屋に運び介抱してあげました。
翌日、そのサマリア人は、宿代のほか銀貨2枚を宿屋の主人に渡し、「介抱してやってください。お金が足りなかったら、帰り道に私が払います。」と言って旅立って行ったそうです。
イエスは、負傷した人に対する無償の愛を見せたこのサマリア人こそ隣人であると言い、律法学者に、同じようなことをやってきてくださいと言ったそうです。
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