インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-be-004
主題名:マルシュアス Marsyas    
【主題解説】
 マルシュアスは、ギリシャ神話に登場し、森や野に住む半人半獣のサテュロスと同一視される場合もあります。

 アテナが作り捨てた災いを呼ぶ2本管の楽器アウロスを拾い、熟達し、その演奏の上手さで評判になります。

 これを聞いた竪琴の名手アポロンは、勝者は敗者に何をしても良いことを条件に、マルシュアスに演奏勝負を申し込みます。

 ミューズ(アポロンの取り巻き達)が、この演奏勝負の判定をしましたが、判定は自然に行われ、アポロンが勝利しました。

 マルシュアスは、ヒュブリス(神に闘いを挑む傲慢さの罪)を問われ、洞窟の中で皮剥ぎの刑に処され、松の木で皮膚をつかれ亡くなったそうです。

 これを聞いた、彼の家族や妖精、神々が涙を流し、この涙が川となり、マルシュアス川になったそうです。

 
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