インターネット美術館・世界の名画

【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-bd-006

主題名：ホノリウス Honorius (emperor)

【主題解説】

　ホノリウスは、父親のローマ皇帝テオドシウス1世からローマ帝国の西半分の西ローマ帝国を相続しました。（兄アルカディウスが東ローマ帝国を相続し、ローマ帝国が東西分裂した）
　彼は、愚鈍であったとされ、またゲルマン民族の侵入などにより治世は不安定で、執政は、蛮族出身の将軍スティリコが行い、政治の安定のためホノリウスはこの将軍の娘を妻に迎えました。、
　ホノリウスは、スティリコが実権を持ちすぎたため、彼を処刑しますが、ローマに侵入する蛮族に対抗できる将軍がいなくなったため、ローマを西ゴート族に略奪されてしまい、西ローマ帝国は、実質イタリア半島を有する程度の国になってしまいます。
　面白いエピソードとして、ホノリウスは、ローマと名付けた鶏を可愛がって飼っていて、西ゴート族のローマ略奪にあたって、使者からローマが奪われたと報告を受けた彼は、ここにいるのに可笑しいと思ったそうですが、都市のローマだと言われ合点がいったそうです。