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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-bc-019 |
主題名:ヴェニスの商人 The merchant of Venice |
【主題解説】 |
ヴェニスの商人は、シェイクスピアの戯曲です。
アントニオは、友人バサーニオから富豪の娘ポーシャと結婚する資金を融通してくれるようお願いされますが、彼の財産は航海中の船に積まれているため貸すことができませんでした。
そこで、期日までに返済されなければ彼自身の肉1ポンドを与えるという条件で、商売敵のユダヤ人金貸しシャイロックから金を借りますが、生憎、船は難破し全財産を失います。
バサーニオは借りたお金でポーシャとの結婚を果たしますが、友人アントニオの苦境を聞き、金を持参するも期日が過ぎてしまっていたのでシャイロックは金を受け取らず、アントニオの体の肉を要求します。
そこに裁判官に扮したポーシャが登場し、シャイロックを諭すも聞き入れないため、アントニオの肉を切り取って良いとの裁定を下します。
シャイロックが肉を切ろうとすると、ポーシャは契約書には血一滴流して良いとは書いてないので血を流さず切り取れと命令します。
これで肉1ポンドを諦めたシャイロックは、代わりに金を要求しますが、1度断ったので受け取れず、おまけにアントニオを殺そうとした罪により全財産没収を言い渡されますが、アントニオの慈悲により失わずに済みます。
その後、遭難したアントニオの船も見つかりハッピーエンドとなります。
〇いい音楽を聞いても楽しい気持ちにはなれない I am Never Merry when I hear Sweet Music ヴェニスの商人に出てくる悪役商人シャイロックの娘ジェシカが、父親を嫌ってロレンゾと駆け落ちしたベルモントの夜で放った言葉です。
二人で夜空を見上げ、天国では素敵な音楽が奏でられているんだというロレンゾに対し、ジェシカが「いい音楽を聞いても楽しい気持ちにはなれない」(
I am Never Merry when I hear Sweet Music)と言ったそうです。
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