インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-bb-011
主題名: 葡萄園の労働者の譬え The Parable of the Vineyard
【主題解説】
 葡萄園の労働者の譬えは、マタイの福音書の中でイエスが語った寓話です。
 葡萄園の主人が、労働者と1日1デナリオン(通貨名)の約束で働いてもらうことにしました。
 昼前に、また労働者が来たので、その人達とも同内容で働いてもらいました。
 昼過ぎにやって来た労働者にも同内容で働いてもらいました。
 そして夕方に来た労働者に、賃金として先に1デナリオンを支払い、朝から働いていた人にも同額を後から支払いました。
 すると朝から働いていた労働者から、労働時間が違うのに賃金が一緒なのは納得できないと苦情が出ました。
 しかし、主人は約束通りのことをしただけで、気前が良いだけである、後から来た人が先になり、先に来た人が後になることもあると言って受け付けませんでした。

 この譬えは、先に洗礼を受けても後から洗礼を受けても天国に行けることに変わりはなく、信仰や役割によっては後から洗礼を受けたものが先に天国に行くこともあるというようなことを説いているようです。

  
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