インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ax-002
主題名:皇帝ネロ Nero
【主題解説】
 ネロは、ローマ帝国第5代皇帝で、18歳で即位し、暴君として有名ですが、哲学者セネカなどの補佐もあり、現代においては、その治世について再評価も行われています。
 即位数年後に、母親アグリッピナが、ネロに色々と干渉してくるようになり、疎ましく思った彼は、母親を遠ざけるようなりました。
 これに反感を持ったアグリッピナは、自分の言うことを聞くブリタンニクスを、皇帝につけようと画策を行いましたが、これを察知したネロは、彼を毒殺しました。
 その後もアグリッピナによるネロやセネカを陥れるようとする謀略が行われため、ネロは自分の母親アグリッピナ、母親と通じていた妻オクタヴィアを殺害し、自分を色々と窮地から救ってくれていたセネカも横領があったとの告発で殺害しました。
 これらの権謀術数に反し、彼は芸術活動を奨励しましたが、ローマの大火が起きるなど、ローマ市民からの評判が良くなく、元老院から追討され最後は自害してしまったそうです。
  
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