インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-at-009
主題名:カエサリアのドロテア  Dorothea of Caesarea
【主題解説】
 聖ドロテアは、ローマ殉教者伝(Roman Martyrology)に登場し、4世紀頃ローマ皇帝ディオクレティアヌスの迫害により殉教した聖人です。
 実在した人物とは思われていませんが、カッパドキアのカエサリアに住み、キリスト教徒であったため拷問を受け死刑を宣告されました。
 死刑執行所に向かう途中、ローマの検察官テオフィロスから嘲笑されながら「キリストの花嫁、花婿の庭からとれた果物をくれないか」と言われたそうです。
 そして死刑執行前に6歳の坊やが現れ、彼女に果物とバラの花の王冠を着けてくれたそうです。
 これを見たテオフィロスは、自分もキリスト教徒と告白し、自ら死刑台に向かったとのことです。
 彼女は、花輪や花かご、果物と一緒に表現され、園芸の守護聖人と見做されています。キリスト教歴で2月6日が彼女の日だそうです。

  
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