インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-aq-002 
主題名:チェーザレ・ボルジア Caesar Borgia    
【主題解説】
 チェーザレ・ボルジアは、15世紀末頃のローマ教皇アレクサンデル6世の息子で、父親の威光をバックに教皇軍最高司令官として各地の反乱の平定、域内各国との外交などを通し権謀術数のかぎりを尽くしました。
 教皇であった父親が死ぬと、徐々にその権威は落ち始め、最後はスぺイン軍に収監されていた城を抜け出し、ナバーラ国へ逃げ延びましたが、スペインとナバーラとの戦争で戦死しました。
 チェーザレは、冷徹さと残忍さを持つ人物とされていますが、「君主論」の著者マキャベリは、彼をを理想の君主として褒めたたえました。

〇カンタレラ
 ボルジア家秘伝の毒で、白く甘い粉末とされ、これを客として参列している政敵にワインに混ぜて飲ませ毒殺していたようです。
 父親のローマ教皇アレクサンデル6世も、召使に客に出すよう指示していたワインを自らに給仕され飲んでしまったという逸話もあります。

  
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ジョン・コリア
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