インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ap-017 
主題名:大洪水 the Flood ,Deluge
【主題解説】
 デウカリオンとピュラーのエピソードは、ゼウスの大洪水として知られています。
 ゼウスは、オリンポス山から、パンドラの箱が開けられた後の地上を見ていて、人々の行動が恐ろしくなり、人類に罰を与えることにしました。
 彼は、人類を溺れさせよう考え、水に湧きあがり地上に溢れよと命じました。但し、地上で最も正直な王デウカリオンと王妃ピュラーは助けることにしました。
 人類に火をもたらしたプロメテウスを父に持つデウカリオンは、父親から大洪水が起きるから、頑丈な船を作り食料等を積み込んでおくよう忠告されました。
 その後、プロメテウスの預言通り大洪水が起こり、二人は九昼九夜船で流され、ギリシャのパラナッサス山に漂着しました。
 そこで二人は、「土は、人類の偉大な母で、石はその骨である」というプロメテウスの囁きを耳にし、その意味を理解しました。
 デウカリオンが、石を拾って土に投げると、男が誕生しました。ピュラーも同じように石を投げると女が誕生しました。この二人が新しい人類の祖先となったそうです。

  
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