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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-an-017 |
主題名:セメレSemele |
【主題解説】 |
セメレは、ギリシャ神話に登場し、ディオニソス(バッカス)の母親です。
ある時、ゼウス神殿の巫女であったセメレが、生贄の牛を解体し、血だらけになったので、裸になり川で水浴していた。
これを鷲となって空から見ていたゼウスは、彼女に一目惚れし、密会を重ね妊娠させてしまった。
このことを知ったゼウスの妻ヘラは、嫉妬で怒り狂い、老女に変身してセメレに近づき、相手の男を疑い本性を見極め
るよう促した。
セメレが、ゼウスに本当の姿を見せてくれと懇願し、ゼウスもこれを聞き入れ神本来の姿を表すと、ゼウスが放つ雷光の力で、セメレが焼け死んでしまいました。
ゼウスは、仕方なく成長途中の赤子をセメレのお腹から取り出し、自分の大腿に縫い込み育てました。
こうして生まれたのがディオニソスで、セメレの妹イノ預けられますが、ヘラが怒り、イノの家族を狂気に陥れます。
その後、ディオニソスは、ブドウの栽培でワインをもたらしたり、サテュロスを従え彷徨いながら魔術・呪術を身に着け、狂信的信者をあちこちに獲得します。
そして、ディオニソスは、底なしのレルネの沼を抜けて冥界に行き、冥界の女王ペルセポネに贈り物をして、母親のセメレを連れ戻し、神の仲間入りを果たし、ヘラとも和解します。
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ギュスターブ・モロー |
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