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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ak-012 |
主題名:サビニの女たちの略奪 The Rape of the Sabine Women |
【主題解説】 |
サビニの女たちの略奪は、ローマ建国伝説のエピソードに登場します。
建国当初、ローマは女性が少なく、子孫繁栄のため未婚の女性を隣国の勇猛なサビニ族に求めましたがうまくいきませんでした。
このためローマ人は武力をもって多くのサビニの女性を略奪し、結婚をして自分達の子供を産ませ国の維持発展を図りました。
その後、サビニ族長ティトゥス・タティウスは、女性達を奪還するためローマと戦争を起こしますが、既にローマ人との間に子供がいた女性達は戦争を中止するよう仲裁に入ります。
特にサビニ族の男の妻でありローマ族長ロムルスの妻でもあったヘルシリアは、難しい立場で休戦させたうえ、両民族の統一を成し遂げ、タティウスとロムルスはローマの初代共同王となりました。
その後、タティウスは、部下がラウレントゥム人に強盗を働いたにもかかわらず罰しなかったため、祭礼に出席中反感を持っていたラウレントゥム人に襲われなくなりました。
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