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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ak-001 |
主題名:サロメ Salome |
【主題解説】 |
サロメは、ユダヤの王族の娘で、母親がヘロディアのため「ヘロディアの娘」と言われる方が一般的です。
物語の始まりは、ヘロデ王が、異母兄弟と離婚したヘロディアを妻としてめとったことでした。
そして、洗礼者ヨハネが「兄弟の妻を、自分の妻にすることは良くないことだ」と巷で言っているとヘロデ王は聞きつけました。
しかし、彼が聖人で民衆から敬愛されていて、殺すことができなかったため逮捕し投獄しました。
ヘロディアは、それを歯がゆく思いヨハネを何とか殺せないかと考えていました。
そんな折、ヘロデ王は、多くの高官や将兵を招いて自分の誕生会を催しました。
その祝宴にサロメが入ってきて、素晴らしい踊りを披露し、王をはじめとする列席者を感動させました。
王は、踊りを見て感激し、サロメに「好きなものを求めよ、望むなら国の半分でも良い」と言ったそうです。
すると、サロメは、母親のヘロディアの所に相談に行き、母親が「ヨハネの首だ」と言ったため、サロメは、王の所に戻り「洗礼者ヨハネの首をください」と言ったそうです。
王は、躊躇しましたが、居並ぶ部下たちの前で約束した手前、拒否することができず、衛兵に牢獄で洗礼者ヨハネを斬首させました。
お盆に乗せられてきたその首は、王からサロメへ、サロメから母親ヘロディアへ渡されたそうです。
※ここに載せたものは伝承であって、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」とは違っています。
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