インターネット美術館・世界の名画

【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ah-021

主題名：グィネヴィア女王 Queen Guinevre

【主題解説】

　グィネヴィア女王は、伝説の物語「アーサー王物語」のアーサー王の妻で、いくつかのエピソードに登場します。
　彼女は、レオデグランス王の娘で、若かりし頃のアーサー王と婚約し、その後結婚します。
　しかし、円卓の騎士ランスロットと出会うと、彼に一目惚れし二人は密会を重ねますが、遂にはアーサー王にばれてしまいランスロットは逃亡します。
　残されたグィネヴィアは、夫により火刑の処罰が下されますが、処刑台からランスロットにより救出されます。この時、ランスロットは、円卓の騎士の仲間の二人を殺してしまったため、アーサー王はランスロットを倒すべく追討の旅に出ます。
　グィネヴィアは、処刑台から救出された後アーサー王の元に返されましたが、アーサー王の留守中、城を守っていた騎士モルドレッドが彼女と婚姻し王座に就こうと謀議を図りました。
　これに気づいたアーサー王は、城に取って返しモルドレッドを倒しましたが、深手を負い伝説の島アヴァロンに三人の湖の乙女によって運び込まれ、最後を迎えました。
　グィネヴィアは、ランスロットへの想いを胸に修道院に入り余生を送ったそうです。