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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ah-001 |
主題名:クレオパトラ Cleopatra |
【主題解説】 |
一般に美女の誉れ高いクレオパトラ(クレオパトラ7世)とは、ギリシャ・マケドニア族出身のアレキサンダー大王の将軍のひとりで、エジプトを支配したプトレマイオスの末裔の最後の生き残りと言えます。
彼女は、ギリシャ人でありながら、ギリシャ語でなくエジプト語を話し、自らをエジプトの女神イシスの生まれ変わりと称しました。
父と姉が権力争いで死亡したため、自分と弟でエジプトの共同統治を行います。しかし、うまくゆかず弟との権力争いが起き、これをローマのカエサルを後ろ盾として乗り切り、権力の座に引き続き就きます。
その後、ローマ帝国内で、アントニウスとオクタウィアヌスが内紛を起こし、彼女が支持したアントニウスが敗北したため、クレオパトラも捕らえられ自殺してしまいます。
彼女は、エジプトの生き残りにはローマとの同盟しかないと考えていたようで、権力争いや対外交渉では彼女の美しさをフル活用して乗り切りましたが、彼女の死後、エジプトは独立を失いローマ帝国の一地方となってしまいました。
○クレオパトラの晩餐
クレオパトラは、マルクス・アントニウスに晩餐の豪華さで勝負を挑みます。
そしてマルクス・アントニウスは、クレオパトラが用意した料理を見て、自分がいつも食べている晩餐の方が豪華だと主張しました。
しかしクレオパトラは、身に着けていた豪華な真珠をお酢につけかき混ぜて溶かし、ふるまいました。
これにより、審判役のルシウスは、クレオパトラに軍配をあげました。
○クレオパトラの毒薬実験
クレオパトラは、エジプトコブラなど色々な動植物の毒薬の実験を行い、その効果、死に至らしめる投薬量、苦しむ様などを調べていたようです。
彼女自身、最後は、自殺することになりますが、その毒薬を用いることになります。
〇シーザーとクレオパトラ Caesar and Cleopatra
「シーザーとクレオパトラ」は、英国の劇作家ジョージ・バーナード・ショウ作の戯曲です。
時は、紀元前1世記頃、エジプトが舞台で、スフィンクスの前で16歳のクレオパトラと年老いたシーザーが出会い、シーザーが、若くしてエジプトの女王になったクレオパトラに政治や人生についての教訓を教え込み、エジプトを去って行く物語です。
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