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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ag-023 |
主題名:キュロス大王 Cyrus the Great |
【主題解説】 |
キュロス大王(キュロス2世)は、アケメネス朝ペルシャの創設者で、近隣諸国を次々に征服し、アレキサンダー大王にも並ぶ広大な領地の支配者となりました。
最初に祖父の国メディア、次にリュディア王国、そして新バビロニアに侵攻し、エジプトを除き、東はインダス川、西は地中海、中央アジア、ヴァルカン半島を支配下に置きました。
最後は、シルダリア川沿いの女王トミュリス率いる遊牧民マッサゲタイとの戦いで命を落としましたが、息子のカンビュセス2世が後を継ぎ、エジプトなどの国を攻め領土を広げました。
キュロス大王は、征服した土地の習慣や宗教を尊重したため、広大な国となったにもかかわらず、各地に置いたサトラップ(総督)を通した中央集権による統治がうまくゆきました。
また、新バビロニアに強制移住されていたユダヤ人(バビロン捕囚)に対し、帰還命令の布告を発したため旧約聖書ではメシアとして言及されています。
彼は、人権、政治、軍略などを確立し、東西文明の進歩に大きな影響を与えたと言われています。
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関連絵画一覧 |
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ジョン・マーティン |
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