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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ag-003 |
主題名:キリストの十字架架刑 Christ Crucified |
【主題解説】 |
キリストの磔刑(たっけい)は、イスカリオテのユダの裏切りを受け、ユダヤ教の指導者たちから、イエスがユダヤ教と相容れない教義を広め、人々を扇動しようとしていた反逆者であると、ローマ帝国へ告訴し、十字架に磔にされるという聖書のエピソードです。
ユダヤ総督ピラトの判決により、イエスは柱に括り付けられ背中を鞭打ちされ服を引き裂かれました。
そして胆汁を混ぜたワインを勧められ、荊冠(イバラでつくった冠)を被せられ、十字架を背負い、これをゴルゴタの丘に運びました。
十字架のイエスに対し、ローマ兵がナザレのイエス、ユダヤの王と声をかけ、民衆が嘲笑し、亡くなるまで6時間ほどかかり、その間に超常現象が幾つか起きたとのことです。
最後に、ロンギヌスの槍を脇腹に突き刺し、イエスの死を確かめるたそうです。
デュスマスとゲスタスと呼ばれる泥棒2人も一緒に磔刑に処され、彼ら2人は、この世で本当に悪いことをしてしまったようですが、イエスの言葉により、一緒に天国へ行けたようです。
キリスト教では、メシアであるイエスが全人類を救うために、人々の原罪を背負い、身代わりとなって磔になったとされています。
※ ゴルゴタ(しゃれこうべ)の丘を、英語ではCalvary(カルバリの丘)と言います。
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