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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ae-021 |
主題名:親指トム Hop-o'-My-Thumb |
【主題解説】 |
親指トムは、ペロー童話に登場します。
あるところに背丈が人の指ほどの7人の子供を持つ貧乏な木こりの家族が住んでいました。
7人兄弟の末の弟は、特に小さく親指ほどしかなく親指トムと呼ばれていました。
ある日、子供たちが寝静まった夜に、木こりの夫婦は、生活が大変なので、子供たちを森に捨ててくることにしましたが、これを親指トムが偶然聞いてしまいました。
トムは、早速川に行き小石を沢山拾い集めて来て、両親が兄弟たちと森に行く際に、道端にこの小石を置いていったため置き去りにされても帰って来ることができました。
両親に、また森に連れて行かれましたが、今度はパン屑を置いてきたため鳥に食べられ、帰り道が分からなくなりました。
トムが近くの高い木に登り、明かりのついた家を発見したので、兄弟みんなで、その家に向かいました。
その家に着くと、女の人が出てきて、そこが鬼の家であると言いましたが、狼の声が遠くから聞こえたので泊めてもらうことにしました。
鬼が狩りから帰って来ると、人間の匂いがすると言い出し、ベッドの下に隠れていたトムと兄弟たちは見つかってしまいました。
その日、鬼は焼いた羊を食べ、次の日、トム達を食べることにし、トムと兄弟たちは、この家の7人娘の隣のベッドに案内されました。
皆が寝入ると、鬼は起き出し包丁を研ぎ始め、トムは、これに気づき娘達の被っていた冠を外し、兄弟たちの頭にのせ、そこに入って来た鬼は勘違いし、娘を包丁で切ってしまいました。
トムと兄弟たちは、その家から急いで逃げ出し、鬼は「一歩で7里靴(7リーグブーツ)」を履いて追ってきました。
洞窟にみんなで隠れましたが、鬼はその洞窟近くに来ると疲れて寝てしまいました。
トムは、家への帰り道を兄弟たちに教えると、自分は鬼から7リーグブーツを脱がし自分で履きました。
そして、トムはこの靴を使って、お金を稼ぎ幸せに暮らしたそうです。
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関連絵画一覧 |
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